WWF(World Wide Fund for Nature)は、自然環境保護を標榜する世界最大規模の国際NGOです。1961年に設立されたこの団体は長年にわたり環境保護活動を行ってきたわけですが、2015年の国連サミット以降SDGsを踏まえた環境保全というテーマを前面に打ち出すようになりました。ただそれはWWFが1980年から掲げていたテーマでもあり、持続可能性という分かりやすい文言が、その彼らのテーマを更に後押ししたとも考えられます。
WWFとSDGsの親和性
またSDGsが掲げた「地球上の誰一人として取り残さない」という誓いは、WWFの活動と非常に近しい内容でもあります。というのも、この誓いは何も世界の貧困層を見捨てないという意味だけではなく、全ての人が地球の未来に貢献することも意味するからです。世界中の人が環境保護を行うという理想は、WWFに通じる考えでもあります。