SDGsにおける環境保護

2015年の国連サミットによって提示されたSDGs(Sustainable Development Goals)は、日本語でいう持続可能な開発目標のことを指します。2030年までに世界中でこのSDGsを成し遂げましょう、というある種の国際目標と考えてもらって結構です。そしてその中には、環境保護についての目標も含まれていました。 環境保護における3つの目標  ではここでSDGsにおける環境保護3項目を紹介します。 気候変動軽減のために具体的な対策を講じる:温室効果ガスによる地球温暖化現象に対して具体的な対策を行おう、という提言です。 海洋・海洋資源を守り、持続可能な形で利用する:マイクロプラスチックなどによる海洋汚染に関する提言です。 陸域生態系を保護、回復し、持続可能な利用を推進する:世界約16億人が生計を立てている森林に関する持続的な保護についての提言です。

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日本における環境意識

エコバッグの定着化など、日本人の環境意識というものも近年ずいぶん変わりつつあります。特に1997年に地球温暖化防止を目指した議定書の採択が、京都で行われた国連気候変動枠組条約国会議(COP3)の場であったこともあり、それ以降日本人は環境意識というものを気にかけるようになったように感じます。 2008年NHK世論調査  2008年北海道洞爺湖サミット開催に先んじてNHK(日本放送協会)が行った世論調査によって、日本人の環境問題への関心は非常に高いということが分かりました。そして日本の環境問題への取り組みは十分ではないと考えている人が多いことも、この世論調査からわかっています。それだけ現代の日本人は、高い環境意識を持っているということなのです。

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WWF

WWF(World Wide Fund for Nature)は、自然環境保護を標榜する世界最大規模の国際NGOです。1961年に設立されたこの団体は長年にわたり環境保護活動を行ってきたわけですが、2015年の国連サミット以降SDGsを踏まえた環境保全というテーマを前面に打ち出すようになりました。ただそれはWWFが1980年から掲げていたテーマでもあり、持続可能性という分かりやすい文言が、その彼らのテーマを更に後押ししたとも考えられます。  WWFとSDGsの親和性  またSDGsが掲げた「地球上の誰一人として取り残さない」という誓いは、WWFの活動と非常に近しい内容でもあります。というのも、この誓いは何も世界の貧困層を見捨てないという意味だけではなく、全ての人が地球の未来に貢献することも意味するからです。世界中の人が環境保護を行うという理想は、WWFに通じる考えでもあります。

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